ブルガリア産 大好評 スファレライト(閃亜鉛鉱)原石
商品概要
商品の説明ブルガリア、マダン鉱山産のスファレライト(閃亜鉛鉱)原石です。閃亜鉛鉱の成分は硫化亜鉛(Zn,Fe)Sであり、純粋なものは白 - 黄色透明でありますが、天然に産する閃亜鉛鉱は濃赤 - 黒色不透明が多く、透明なものは非常に希です(スペインでは極稀にカラーレスの閃亜鉛鉱が出るそうです)。これは不純物として含まれる鉄のためであり、色が白→黄色→橙→赤→濃赤→黒と右に行くほど鉄の含有率が高くなります。鉄は最高26%まで含まれ、鉄含有率の高いものは鉄閃亜鉛鉱とも呼ばれます。また少量のカドミウムを含み、カドミウム含有率が高くなるに従い赤みが強くなります(カドミウム含有率は最大5%)。神岡鉱山の鉱毒事件(イタイイタイ病)はこのカドニウムによるものでした。鉄に乏しい褐色のものはべっ甲のような見た目になるため「べっ甲亜鉛」と呼ばれることもあります。スファレライトの大きな特徴は、ダイヤモンドに勝るとも劣らない輝きです。スファレライトの屈折率は、宝石の中でその数値が非常に高いことで有名なダイヤモンドに匹敵します(ダイヤモンド:2.42、スファレライト:2.37~2.43)。屈折率とは光が物質の中へ入り、通り抜ける時に曲がる角度のことをいい、屈折率が高いほど取り込んだ光をよく反射するため輝きが強く見えます。また、光の分散の大きさを表す分散率はダイヤモンドの約4倍もあり、分散率が高い宝石は光を当てると虹色に輝く「ファイア」という現象を示します。そのため高品質で透明度の高いスファレライトは強く美しい虹色の輝きを放ちます。しかし、この様な素晴らしい性質を持ちながら宝石としてレアストーン扱いされるのは、完全な劈開を持ちカットが難しい事と、モース硬度が3.5 - 4と低いために装身具には向かない事が挙げられます。もしモース硬度が8以上あれば、ダイヤモンドよりも人気になり、高価な宝石となったと思います。Septemvri Mine, Madan ore Field, Smolyan Province, Bulgaria.22.3×18.0×11.1mm 8.78g#閃亜鉛鉱#スファレライト#天然石#原石#鉱物#ブルガリア#マダン#べっ甲亜鉛#レアストーン#鉄#金属鉱物#P太郎商品の情報カテゴリーハンドメイド・手芸 > 手芸素材・材料 > ビーズ・アクセサリー道具・材料 > ルース(裸石)・原石商品の状態やや傷や汚れあり発送元の地域埼玉県
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